フォームファクタ

フォームファクタについて

SDカードには、標準サイズ、miniSD、microSDの3つのフォームファクタがありますが、miniSDはmicroSDに置き換わり、今はほとんど利用されなくなりました。下記表には近年広く幅広く使用されている標準サイズとmicroSDの2つのフォームファクタの特徴を掲載しています。

各フォームファクタには端子数が異なる2種類のカード・タイプがあります。UHS-IIカードから高速シリアル伝送用の端子が追加されました。最初の規格から存在するSDバスインターフェイス端子を第1ロウと呼び、2列目に追加した端子を第2ロウと呼んで区別しています。UHS-IIIカードとSD Expressカードも第2ロウを利用します。

第1ロウには、3.3V電源(VDD1)が1端子があり、標準サイズカードは合計9端子(グランド2端子)で構成され、microSDカードは合計8端子(グランド1端子)で構成されます。第2ロウには、差動データ信号4本、1.8V電源(VDD2)が1端子とグランド3端子が追加され、標準サイズカードは合計8端子、microSDカードはさらにNFCインタフェース1端子(後術)が追加され合計9端子で構成されます。すべてのカードは第1ロウは必須ですが、第2ロウはUHS-II/UHS-IIIカードおよびSD Expressカードだけにあります。互換性を維持するため、第1ロウだけを使用するバスモードは3.3Vだけで動作しますが、第2ロウを用いて通信するバスモードは3.3Vと1.8Vの2電源が必要になります。

第2ロウが定義される以前に、microSDフォームファクタに非接触通信用の2つのアンテナ端子がオプションとして定義されていましたが、第2ロウ端子は、アンテナ端子と重なる位置に配置せざるを得ませんでした。そのため、第2ロウにアンテナ端子に代わるNFC(Near Field Communication)インターフェイス端子を追加し、UHS-II/UHS-IIIカードでもシングルワイヤプロトコルによる非接触通信の実装を可能にしました。

形状 標準サイズカード microSDカード
サイズ SD Card SD Card
カードタイプ SD、SDHC、SDXC、SDUC
物理仕様 ピン数 第1ロウ 9端子
第2ロウ 8端子
第1ロウ 8端子
第2ロウ 9端子
動作電圧範囲 第1ロウVDD1 : 2.7V - 3.6V
第2ロウVDD2 : 1.70V - 1.95V
書込み
保護スイッチ
あり なし